2014年11月27日

『 Kindle Voyage 』ユーザーが使ってみて思ったこと【体験レポート第2弾】

 『 Kindle Voyage 』 を使い始めて約3週間。だいぶ使い込んだのでもう慣れたかな。ただ期待していた 「ハイライト」 データのクラウド( kindle.amazon.co.jp )への反映は機能として未完成という感じ。即時反映されることもあれば、5分以上かかることもある。一部の書籍については、待てど暮らせどいっこうに反映される気配がない( 「単純作業に心を込めて」というサイトの Kindleのハイライト箇所が「kindle.amazon.co.jp」に表示されないときの対策手順  という記事を読んで試してみたのだけど・・・結局ダメだった)。ちなみに " 一部の書籍 " とは 紀伊國屋書店社長の高井昌史氏が書いた 『本の力』 という本。高井氏は " アンチアマゾン " のようなので、もしかして何か制御されてる???

 まぁ、もともとこの 「ハイライト」 のkindle.amazon.co.jp への反映機能は日本ではサポート外のようなので、文句のつけようがない。コピペが容易なこの機能は大変画期的! 本をテーマに発信するブロガーにとっては、日本語版の正式リリースが待ち遠しい機能。早々のリリースを願うばかりである。


 では『 Kindle Voyage 』の
 便利機能をレポートしてみよう!

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 * 鳴海の第1弾レポートはこちら ⇒⇒  『 Kindle Voyage 』 届いた!【体験レポート第1弾】

本棚はこんな感じ
「コレクション」 (いわゆる " フォルダ " 管理) で好きなカテゴリーごとに分類できる。1冊の本が複数の 「コレクション」 に登録できるから、いろいろな所から読みたい本が呼び出せるのがいい!
Kindle_20.jpg

文字サイズは8段階
明るいところでは小さめ、就寝前の寝室で読む時は大き目にして読んでいる。書体、行間、余白も選べるので自分好みのレイアウトで読める。最初はあまり気にしていなかったけど、好みのレイアウトにするとしっくりきて、読むのが楽しくなる!(単純な機能だけど意外に重要だってことに後で気付く)
Kindle_23.jpg

「ハイライト」 した箇所はグレーで反転
一覧表示に追加される

Kindle_21.jpg

 ↑ ↑ ↑ ↑ ↑

「ハイライト」 の一覧からはその箇所に
ダイレクトにジャンプ(上画像)できる

 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


Kindle_22.jpg

右上には 「ブックマーク」
しおりを挟んだり、付箋を貼る感覚で後で振り返りたいページのリストに追加できる。選択するとそのページのイメージ画像が表示される(画像ページだってこの通り)
Kindle_25.jpg

キーワード検索
ハイライトもブックマークもしていなくても、キーワードに合致する箇所を呼び出せる
(画像は 「家族」 という単語で検索した結果を表示したもの)
Kindle_24.jpg

「ページフリップ」 機能
Kindle_26.jpg

 ↑ この 「ページフリップ」 は、紙の本をペラペラとめくる感覚で読みたいページを表示できる機能。サクッサクッとは進むのだけど・・・ やはり紙の本にはこの点だけは敵わない (ないよりはあった方がいい機能とは思うが)。

(参考web)『Kindle Paperwhite』 の例だが画像入りで分かりやすい
  Kindle Paperwhiteのページフリップ機能の使い方やレビュー
 ( 「だいたい言いたいだけ 後藤隆介」 2013/11/16 付記事)


 最近読んだ本のまえがきに、書店員の著者のこんな思いが書かれていた。

「本の電子化が勢いを増すのなら、その先頭に立たねばならない、手をつかねて放置すれば、日本の出版物市場はアマゾン・キンドルに席巻されるだろう。書かれている文字は日本語だが、入れる容器はアメリカ製、それでいいのか? きっとグーグルも来るぞ、遅れていいのか」

と問われれば、いやそれは──。とうつむくばかりの私がいる。

 だが──、とつぶやく私もいる。本はかたちがあってこそ本だ。本は紙とインクでできたモノなのだ。著者にはじまり、さまざまな業態のいろいろな人の手を通して読者に渡るのが本だ。その流れの最後の場所に私たち書店員がいる。それらの 「本」 をふさわしい居場所に置き、読者に見つけてもらい、手渡しする場として機能したい、と私たちは願っている。

 そんな思いをかかえながら、毎日の 「書店働き」 は続く。

* 『書店不屈宣言』(田口久美子 著/2014年)p12 より 


Kindle の 「ページフリック」 はまだまだだし、本はやっぱり紙! 

・・・と、齢60歳を超えた田口氏を応援したい気持ちもあるのだけど。田口氏と同年代の(株)ボイジャー創業者の萩野正昭氏が著書 『電子書籍奮戦記』(新潮社/2010年) で紹介している " 馬車と自動車 " の話はぜひ読んで欲しいな。

 昔はカメラだって、デジカメは邪道だってプロの世界では言われていたはず・・・ もちろんデジカメじゃないカメラも味わいがあるし、チェキのように逆に若者にも受け入れられる商品は今後残っていくはず (でも主流じゃないよ)。レコードだって、手書きの紙だって、主流じゃないけど残っていくよ・・・ そりゃ。でもこだわり過ぎて、会社や業界を傾かせちゃいけないと思うのは私だけだろうか。

 最近は Kindle に夢中な私も 「やっぱり何度も読む本は紙の本も必要かな」 って思い始めたくらい。今後ますます読書スタイルが多様化していくのに、書店員の方が 「本はやっぱり紙じゃなきゃ(電子の本なんて読んだことありません)」 では小売業に携わる店員としては " 顧客視点 " が少し足りない? って思ってしまう。

 書店員の方も(こっそりでいいから)電子書籍(特に皆さんが嫌いなアマゾン・キンドルで)の良さを実感するまで、使いこんで欲しい。そうすれば、こういう時は紙の本、想像以上に電子の本は便利! ってことをふまえた上で新しいリアル書店のあり方を見出せるのではないだろうか。

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posted by 鳴海寿俊 at 00:00| Comment(0) | ネット・電子書籍 | 更新情報をチェックする
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