2010年08月31日

持ち込み企画書抜粋(執筆にかける思い)

【連載コラム】 出版社に企画を持ち込んでみた (その2)
 (始めから読む方は こちら )

(その2)持ち込み企画書抜粋(執筆にかける思い)
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 6年越しで書きつづった原稿がようやく仕上がり、企画書にまとめて三笠書房に発送した日が、記念すべき 2010年8月31日である。今、冷静に読めば「まだまだ青い」と自分でも思うが、原稿を書き上げてベストセラー作家を夢見たイケイケの雰囲気が伝われば嬉しい(企画書の一部を抜粋して紹介する)。

【ターゲット】
 デスクワークを仕事とする若手サラリーマンをメインターゲットとしています。特にこんな悩みを抱えている人向けの本です。

● 忙しくて心身ともに疲れ気味の人
● 仕事のスケジューリングがうまくいかずに困っている人
● 抱えている仕事が多すぎて処理しきれず困っている人
● 上司と一緒に仕事をすることにストレスを感じている人



【内容】
 ジャンルとしては、『ビジネス実用/仕事術』に該当します。従来の仕事術との違いは、うつ病を患い復活した経験を持つ、現役サラリーマンならではの視点で書かれている点です。サブタイトルにある通り 「仕事を減らしてラクになる」 ことを目的として、時間と心の「ゆとり」を生み出すことをテーマとしています。

 業務改善の手法に企画発想を取り入れたテクニックである点が、今までにない斬新な切り口です。この切り口は商品企画のクリエイティブな仕事(花形)とカスタマーサービスや物流管理のオペレーション系の仕事(裏方)の異なる2種類の経験をしている、自分ならではのアプローチかと思います。

 内容は、業務改善に企画発想を取り入れたテクニックとして「仕事が減る(なくなる)クスリ」を中核とし、前半は「仕事のスケジューリングがうまくいくクスリ」で初歩的なビジネスマンに必要なテクニックを紹介し、後半で「上司との関係がうまくいくクスリ」で上司攻略法を紹介する3部構成となっています。各パートの中では、仕事上の悩みを病気に例えて「症状」として紹介し、その対処方法(仕事術)を「クスリ」に例えて12個紹介しています。

【私が欲しい本がない!だから自分で書く!】
 うつ病になってしまう人は、基本的にその性格さゆえ、何度も繰り返しメンタル的に病んでしまいがちです。病んでしまってからは「治療」が必要なのは当然ですが、病んでしまいそうな時は予防することで未然に食い止めることができます。医学的なことも大切ではあるのですが、むしろこのような悩みを抱えているサラリーマンが欲しているのは、未然に食い止めるための実務的な「仕事術」 であると私は常々考えてきました。

◆従来の仕事術の本は「帯に短し襷(たすき)に長し」!
 昨今の成果主義やリストラ等により、サラリーマンは日々スキルアップを求められています。しかし残念ながら、実際壁にぶち当たったとしても、頼りになる先輩や上司にはなかなか出会えず、仕事術や自己啓発をはじめとするビジネス系のノウハウ本に頼らざるを得ない状況です。書店にはこれらの本が溢れかえっていますが、その多くがコンサルタントや経営者によって書かれており・・・

「内容的に素晴らしいけれど・・・
 ハードルが高すぎて普通のサラリーマンには実践できない」


 このような本も少なくありません。また表現が上から目線で鼻につくものは、心理的に受け入れにくい場合もあります。そして別のジャンルでは、メンタルヘルスをテーマとした本も最近では多く見かけます。これらの本は、既に病んでしまっている人には救いの手を差し伸べてくれるのですが、まだ頑張るパワーが残っている人にとっては・・・

「ゆる過ぎて、物足りない・・・」

 これが実感です。患者を診察する医師の立場で書かれたものが多いので当然ですが、疲れ気味の読者が求めている実践的な仕事のテクニックについては、ほとんど触れられていません。

◆今の時代に求められているのは「経験者」による実践的な仕事術の本!
 うつ病患者や自殺者の増加が話題となっている昨今、若年層の「未熟型うつ」が認識され始めたこともあり、患者に応じて適切な処置を行える医師が不足しているという実状があります。それに加えて、厚生労働省は2010年5月に「職場におけるメンタルヘルス対策検討会」を発足させ、企業での定期健診におけるうつ病チェックの義務付けの検討や相談窓口の充実等についての対策を検討に乗り出しており、「うつ病予備軍」であることを認識する人が今後ますます増える傾向にあります。

 この「うつ病予備軍」の人に求められているのは、従来の仕事術の本でもなければ、既に病んでしまっている人向けのメンタルヘルスの本でもありません。「病む前に効く」仕事術の本なのです。現実問題として、すぐに心療内科の門を叩ける人はそう多くはありません。

「疲れ気味の自分に合った本はないものか・・・」

 このような感じで、まずは書店に足を運ぶ方が多いのです。ただ残念なことに、メンタルヘルスのコーナーに行くと、軽度の症状の方にとっては、ゆる過ぎて気休めにしかならない本ばかり並んでおり、逆に仕事術や自己啓発のコーナーに行くと、キャリアだの成功術だのとハードルが高く、お腹いっぱいになりそうな本ばかり並んでいるのです。そこにこんなキャッチコピーの本を見つけたら、「うつ病予備軍」の人はどう思うでしょう?

疲れ気味のあなたに 病む前に効く
「仕事のクスリ」 仕事を減らしてラクになれる! デスクワークの実践テクニック

 きっと手に取って、ペラペラとページをめくってくれるはずです。まず「うつ病経験者」でかつ現役サラリーマンであるという目新しいプロフィールに引きつけられるでしょう。そしてまえがきには、壮絶な闘病生活と復活を遂げたエピソード。決してゆる過ぎず、ハードルが高過ぎない内容は、読者のハートを必ずつかんでくれるはず・・・

本を出したい人の教科書 ベストセラーの秘密がここにある出版で夢をつかむ方法ビジネスマンのための40歳からの本を書く技術「ビジネス書」を書いて出版する法―あなたのビジネス経験とノウハウを商業出版しよう! (DO BOOKS)
著者の素―採用される企画と出版社のしくみがわかるしろうとでも一冊本が出せる24の方法 (祥伝社黄金文庫) 新・いますぐ本を書こう!書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

 いかがでしょう? 企画書の内容はこんな感じ。
 原稿は先に書き上げてしまっていたので、企画書自体は後付け。
 (いきなり素人の原稿なんか読んでくれませんから)

 書きあげた当時は、「あわよくばベストセラーで印税生活!?脱サラ?」 なんて甘い幻想も抱いていたのですが、そう簡単にうまくいけば世の中苦労しない! でも1冊分の原稿を書き上げたことは、自分にとって大きな自信となりました。

 せっかく書いた原稿が少しでも苦労している方のお役に立てばと思い、内容をかいつまんで公表することにしました。

 果たしてその内容とは・・・

 →→ (その3)原稿抜粋(まえがき/トピックス) につづく

【連載コラム】 出版社に企画を持ち込んでみた
 ┣ (その1) 執筆に至った実体験エピソード
 ┣ (その2) 持ち込み企画書抜粋(執筆にかける思い)
 ┣ (その3) 原稿抜粋(まえがき/トピックス)
 ┣ (その4) 企画持ち込み先(出版社)のレスポンス

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posted by 鳴海寿俊 at 00:00| Comment(1) | 【連載】 出版社に企画持ち込み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
【ターゲット】
● 忙しくて心身ともに疲れ気味の人
● 仕事のスケジューリングがうまくいかずに困っている人
● 抱えている仕事が多すぎて処理しきれず困っている人
● 上司と一緒に仕事をすることにストレスを感じている人

あなたがうつになった人ですよね。

うつ病予備軍とすればいいのに、
Posted by 吃音で修士論文を書いた元スクールカウンセラー at 2016年05月07日 15:38
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