2014年05月25日

『問題解決――あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術』

4862761240問題解決――あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術
高田 貴久 岩澤 智之
英治出版 2014-03-06

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 ┗ クリック!(amazonカスタマーレビュー: 8件/評価: 4.4)

 今回紹介するのは、今年3月発行の「問題解決」本。「問題解決」本はかなり読み込んだし、社内の人事研修でも講師を務めたこともあるが、本書はイチオシ! これから「問題解決」の知識を深めようとするにはもってこい! 研修の課題図書としても使える。

(鳴海の関連記事)
 【問題解決】本ピックアップ
 ┣ 【問題解決】本ピックアップ(1)(amazon和書ランキング/2001年以降の上位タイトル)
 ┣ 【問題解決】本ピックアップ(2)(ランク外含む発行年順紹介) 
 ┣ 【問題解決】本ピックアップ(3)(各書の興味深い記述紹介と比較検証) 

 共著の著者2人のプロフィールは以下の通り。

* 出典: 発行元の英治出版web ←目次情報もあり

高田貴久
株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ 創業者 CEO
 1973 年生まれ。東京大学理科Ⅰ類中退、京都大学法学部卒業。1998 年に戦略系コンサルティングファームのアーサー・D・リトルに入社。製造業を中心に、全社・事業・R&Dを始めとする各種戦略立案から、業務プロセス・人事制度・組織風土改革に至るまで、幅広い経営課題の解決を手掛ける。同社で採用担当、教育研修担当を務めたのち、2002 年にマブチモーター株式会社に入社。社長付 兼 事業基盤改革推進本部 本部長補佐として、企業変革に従事。その後、ボストン・コンサルティング・グループを経て、2006 年に株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズを設立。ビジネススキルの体系化と普及を掲げ、企業の発展と個人の成長に尽力。著書に『ロジカル・プレゼンテーション』(英治出版)。個人活動では、就職活動ポータルサイト「外資コンサル.com」を運営。アカデミーヒルズ、早稲田大学エクステンションセンターでも教鞭をふるう。東京大学、京都大学、九州大学、早稲田大学などでも講演多数。  http://www.gaishi-consultant.com/

岩澤智之
株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ 代表取締役 CHO
 1981 年生まれ。東京工業大学工学部経営システム工学科卒業。2004 年にアビームコンサルティング株式会社に入社。企業戦略立案、業務プロセス改革等のコンサルティング活動に携わる。その後、アビームM&Aコンサルティング株式会社(現マーバルパートナーズ株式会社)に所属し、M&Aを中心とした全社変革業務、企業価値算定業務等に従事。2008 年に株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズに参画。現在は、研修講師としてクライアント企業の人材育成に関わりつつ、同社代表取締役CHOとして社内の人材採用、育成責任者として活動している。執筆協力に『ビジネスデューデリジェンスの実務』(中央経済社)、『企業分析力養成講座』(日本実業出版社)。

 値段は2200円とビジネス書にしては少々割高だが、買って損はない。何がいいか? ストーリーにもとづく解説形式の本は過去にもあったが、このストーリーが本書は秀逸! かなり緻密に作られており、実践的なのがポイントだ。

 舞台は、DVDやCDなどのメディア媒体を扱っている業績低迷中の会社。各メディアの売上低下傾向はあまり変わらないが、メディアによっては売上を伸ばしているものもある・・・ ように見えるが、実は市場全体の減少率と比較すると意外に貢献していたり、市場が拡大している割には自社の伸び率が足りない、といった感じで切り込んでいくストーリー展開は、読者を引きつける。ストーリーを区切っては解説が入るので、次の展開が楽しみになるからどんどんページが進む。

 1冊通しのストーリーをベースにした本は、次の2冊がある。いずれも読みやすいが、初級編という感じ。ただ、ビジネス書を読み慣れていなければ、こちらの2冊の方が入りやすいかもしれない。

(鳴海のオススメ本)
 ストーリー調の「問題解決」本


● 鳴海の紹介記事は こちら

ミッションからはじめよう!ミッションからはじめよう!
並木 裕太

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 (amazonカスタマーレビュー: 21件/評価: 4.0)

 著者の並木氏は1977年生まれと若い部類に入ると思うが、慶應義塾大学を卒業し、MBA取得後の2000年にマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。最年少で役員に就任した経歴を持ち、2009年に起業。構成としては、著者が実際に携わった航空会社のコンサルティング事例をもとに、入社4年目の現代っ娘風の女性を主人公としたストーリーを軸に、要所要所に【ミッション】を実現するための解説パートが盛り込まれているスタイル。


● 鳴海の紹介記事は こちら

「それ、根拠あるの?」と言わせない データ・統計分析ができる本「それ、根拠あるの?」と言わせない データ・統計分析ができる本
柏木 吉基

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 (amazonカスタマーレビュー: 13件/評価: 3.8)

 1972年生まれの日産自動車に勤める現役サラリーマン著者の本。タイトルの通り、「データ・統計分析」がメインだが、”事業計画書を作成する ”というテーマで、データ集め→分析→ビジネスプラン作成→プレゼンテーションまでの各工程で使える統計分析のコツを、ストーリー形式で学べるのが特長。

 すでにある程度「問題解決」を学んでいる人は、今回紹介する本の方から入って問題ない。いや内容の濃さに十分ご満足いただけるはずだ。

 本書は2人の著者による共著。それ故、説明が重複していたり、違和感を感じる箇所もあるが内容には支障はない。まえがきで著者はこう述べている。

「『問題解決の書籍なんて、他にもたくさんある』と言う人がいるかもしれない。だが、ビジネスの現場で真に実用にたえる『問題解決の教科書』など、ほとんどないのが実状だ。事実、私の会社で研修をおこなう際、問題解決のテキストに使える本は一冊もない。どの本も、ある著者の限られた経験から語るならばそのとおりなのだが、

あらゆる業種にあてはまるほどの普遍性を意識しながら、ビジネスの現場で実践することを意識してまでは書かれていない。多くの人が『問題解決は特殊なスキルだ』『自分の会社にはあてはまらない』と考えてしまう理由がここにある。そこで、デファクトスタンダードではないが『定番教科書』として使える本を自前でつくることにした

私たちの講師陣が100社を超える企業での登壇経験を活かし、議論に議論を重ねて書き下ろした本、それが本書だ」 (p2)

 気合いを感じるまえがきも私の心を打った。

「あらゆる業者にあてはまるほどの普遍性」という点では、例えば「問題」の切り口を洗い出す観点として、

 1)売上系
 2)コスト系
 3)技術・性能系
 4)製造・品質系
 5)業務系

といったテーマごとの説明があったりする。また、「問題解決」の種類としては、当たり前の状態を維持できていない状態を解決する「問題」もあれば、ありたい状態を描いてそれに近づけるための「問題解決」もある。本書は、この両者を意識して書かれている点も特長である。

 持論であるが、どんなスキルや経験を積もうにも、まず最初に「問題解決」を学ぶべきだと私は考えている。適切な「問題」発見、「課題」設定ならずして、根本の「問題解決」には至らないからだ! 

さぁ、今すぐ購入だ!

問題解決――あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術

(amazonカスタマーレビュー: 8件/評価: 4.4)



※ 文中、随所に出てくる前著はこちら ↓↓
 
4901234439ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
高田 貴久
英治出版 2004-02-01

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(amazonカスタマーレビュー: 78件/評価: 4.1)

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posted by 鳴海寿俊 at 00:00| Comment(0) | 【書籍】 ビジネス書 | 更新情報をチェックする
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