2012年07月01日

【業務改善】と【企画発想】の両刀使いを目指そう!

 「仕事を減らす(なくす)」ためのアプローチとして2種類をご紹介した。


 【オズボーンのチェックリスト】は、新商品のアイデアを考えるというような仕事においては、(行き詰まった時に)半強制的にアイデアを導き出せる点が非常に有効だ。しかし抱えている「仕事」自体が多くて、仕事そのものを減らしたいという場合には、【業務改善の8原則】のような【業務改善】の観点を取り入れる方が効果的だ。つまり「両刀使い」を目指すべきなのである。

なぜ【業務改善】と【企画発想】のアプローチの
いずれか片方だけでは駄目なのか?


 例えば、あなたが自動車メーカーのエンジニアで、長年、ガソリン1リットル当たり何キロ走れるか、性能アップの技術開発の仕事をしているとしよう。既に研究し尽くされており、これ以上の性能アップには別分野の基礎研究を要するので、仕事は更に増えそうな状況。

 では、ここで【企画発想】の【オズボーンのチェックリスト】を使って
「性能アップ」を目指す新しい方法を考えて早く仕事を片付けてしまおう・・・ 

というアプローチは適切だろうか? 決して間違いではないが、現在はハイブリット車や電気自動車が普及している。「仕事を減らしてラクになりたい」という時には、むしろ

「今の時代に1リットル当たり100キロ走れる自動車を
 開発することは果たして必要だろうか?」

という疑問を持つことの方が大切だったりするかも知れない。これはまさに【業務改善の8原則】の「廃止」の観点である。

 では【オズボーンのチェックリスト】の観点が「仕事を減らす(なくす)」ことに役に立たないか、というとそうではない。【オズボーンのチェックリスト】の「転用」の観点を使って、「このエンジン性能の技術を自動車以外の分野に活かせないか?」という発想により、ガソリン自動車の性能アップという仕事をし続けるよりも、将来的には仕事がラクになるかも知れないのだ。

 そして言えることは、【業務改善の8原則】では、この「転用」といった発想は出てこないということです。なぜなら、【業務改善】のアプローチは、抱えている仕事を減らす(なくす)思考であり、別の新しい仕事を生み出す方向ではないからである。

 イメージしやすい例として、自動車メーカーのエンジニアの例を挙げたが、他の仕事であっても考え方は同じ。職種や業界に違いはない。与えられた仕事の枠組みの中で、「仕事を減らす(なくす)」ことは、優秀なビジネスマンであればあるほど、キャパシティいっぱいまで仕事を押し込まれてしまいがちなので難しい場合が多い。そこで、「仕事を減らす(なくす)」という目的においては、状況に応じて【業務改善】の手法に【企画発想】を取り入れることが重要となってくる。

 日々【オズボーンのチェックリスト】を使って仕事をする企画系の人は、【業務改善】の視点で自分の仕事を見直したことはあまりないだろうし、逆に【業務改善】の手法を先に学んだ人は、発想法やアイデアの出し方については、深く学んでいないかも知れない。

 これを機にあなたも【業務改善】と【企画発想】の2つを状況に応じて使い分ける「両刀使い」を目指してみよう! 結果的に同じ答えが導き出されることもあるが、解決策の選択肢が増える点は大きなメリットである。是非試してみて欲しい。

 では実際、これらの2つをどう組み合わせて使うのか?
 以下にストーリー形式(語呂合わせ)で10カ条にまとめてみたのでご覧いただきたい。

 ↓↓↓

 【仕事をラクにする10カ条】
 『業務改善』と『企画発想』を取り入れたコラボレーションスキル


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posted by 鳴海寿俊 at 00:00| Comment(0) | 【連載】 仕事のクスリ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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