2016年08月20日

仕事に役立つ寓話・お仕事小説をピックアップ

 気楽に読めて、仕事に役立つ寓話や仕事をテーマとした小説をピックアップしました。どれも私のお気に入り!紹介記事も参考にしてみてください。

●寓話

(2000年11月)
459403019Xチーズはどこへ消えた?
スペンサー ジョンソン Spencer Johnson
扶桑社 2000-11-27

by G-Tools
鳴海の紹介記事は --> こちら


(2001年4月)
4944154356バターはどこへ溶けた?
ディーン・リップルウッド
道出版 2001-04

by G-Tools
鳴海の紹介記事は --> こちら


(2004年6月)
4591081451Good Luck
アレックス・ロビラ フェルナンド・トリアス・デ・ベス 田内 志文
ポプラ社 2004-06-22

by G-Tools
鳴海の紹介記事は --> こちら


(2007年10月)
4478000344カモメになったペンギン
ジョン・P・コッター ホルガー・ラスゲバー 野村 辰寿
ダイヤモンド社 2007-10-27

by G-Tools
鳴海の紹介記事は --> こちら


(2009年9月)
4594060528頂きはどこにある?
スペンサー・ジョンソン 門田 美鈴
扶桑社 2009-09-08

by G-Tools
鳴海の紹介記事は --> こちら


(2011年11月)
479931081Xチーズは探すな!
ディーパック・マルホトラ
ディスカヴァー・トゥエンティワン 2011-11-16

by G-Tools
鳴海の紹介記事は --> こちら



(参考) 『チーズ』と『バター』の評論本

4887186258『チーズはどこへ消えた?』『バターはどこへ溶けた?』どちらがよい本か?
ダリオ マリネッティ
データハウス 2001-06

by G-Tools
鳴海の紹介記事は --> こちら


○○が学べる!お仕事小説


【仕事に対する心構え】が学べる!
4864100829夢をかなえるゾウ文庫版
水野敬也
飛鳥新社 2011-05-20

by G-Tools
鳴海の紹介記事は --> こちら


【マーケティング】が学べる!
4046028238100円のコーラを1000円で売る方法
永井 孝尚
KADOKAWA/中経出版 2011-11-28

by G-Tools
鳴海の紹介記事は --> こちら


【ビジネス戦略】が学べる!
4046028297100円のコーラを1000円で売る方法2
永井 孝尚
KADOKAWA/中経出版 2012-09-06

by G-Tools
鳴海の紹介記事は --> こちら


【イノベーション】が学べる!
4046028467100円のコーラを1000円で売る方法3
永井 孝尚
KADOKAWA/中経出版 2013-06-07

by G-Tools
鳴海の紹介記事は --> こちら


【問題解決】が学べる!
4799311379ミッションからはじめよう!
並木 裕太
ディスカヴァー・トゥエンティワン 2012-03-26

by G-Tools
鳴海の紹介記事は --> こちら


【統計分析・事業計画】が学べる!
4534050720「それ、根拠あるの?」と言わせない データ・統計分析ができる本
柏木 吉基
日本実業出版社 2013-05-11

by G-Tools
鳴海の紹介記事は --> こちら



その他、心が洗われる・気持ちが救われるお仕事小説

4478014922なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?
志賀内 泰弘
ダイヤモンド社 2010-11-27

by G-Tools
鳴海の紹介記事は --> こちら


B00SIM19YS仕事は楽しいかね?
デイル・ドーテン
きこ書房 2015-01-20

by G-Tools
B00SIM1A1K仕事は楽しいかね?2
デイル・ドーテン
きこ書房 2015-01-20

by G-Tools
B00TGSXEGO仕事は楽しいかね?≪最終講義≫ 仕事は楽しいかね?
デイル・ドーテン
きこ書房 2015-02-10

by G-Tools




にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ ← めざせ1位!あなたの応援ポチッが励みになります

タグ:お仕事小説
posted by 鳴海寿俊 at 15:50| Comment(0) | 【書籍】 ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月29日

『「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記』 ちきりん氏によるメディア価値の高め方

4163901752「自分メディア」はこう作る! 大人気ブログの超戦略的運営記
ちきりん
文藝春秋 2014-11-22

by G-Tools

 今回紹介するのは、有名ブロガーのちきりん氏の本。
 ⇒ 『Chikiron の日記』

ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂)自分のアタマで考えよう社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう! (だいわ文庫)未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる

 話題となった 『ゆるく考えよう』(イースト・プレス/2011年1月) も 『自分のアタマで考えよう』(ダイヤモンド社/2011年10月) も書店でチラ見した程度だが、どちらも私には(買うに値するほど)刺さるものがなかった。だからその後の著書も 「ちきりん」 というネーミングを見ただけでスルーしてきた。しかし今回は違った。何気なく平積みを見ていたら、「ちきりん」 というネームより先に、 「自分メディア」 というワードの方が引っ掛かった。パラパラとめくってみると、出版社からの執筆依頼の履歴が目についた。

「へぇ〜 有名ブロガーともなるとこんなに執筆依頼がくるんだ」

 すごいと思うと同時に、「この人に頼んでおけば本が売れるだろう」 と言った安直な依頼に対して 「断りのメールを書く時間ももったいない」 と感じてからの、自分のブログにおけるゴール設定や受ける仕事と受けない仕事の判断基準などを明確にしてきた経緯などが (私の心を)響かせた。すぐさま購入し、即行で読んだ。

" ためになった " という言葉では物足りない・・・ 今後、自分のブログが注目を浴びるようになった時、たくさんの執筆依頼を受けて天狗になってしまいそうな時 (どちらもその日が来るかどうかさえ疑問だが) 何度も読み返したいバイブルになるな、と思った本であった。

 有名ブロガーだからと言って " アクセスアップ " の方法などはありきたりだから興味はなかった。ちきりん氏が設定したゴール

『Chikiron の日記』 というサイトを、価値あるメディアに育てたい

 これを実現するためのポリシーや判断基準などが、私自身の価値観に似ていて非常に参考になった。

 たとえば、実名ではなく匿名で活動していることについて。ちきりん氏は、一介の会社員として所属組織に迷惑をかけてしまうことに対するリスクや、実名で活動している知人の、病院で名前を呼ばれた時に周囲の人が振り向いたことに背筋が寒くなった、という体験を挙げて

実名も外見も含め、『有名になるなんてまっぴらごめん』

という本音を明かしている。実名で活動していない人に対しては、責任感がないとか、覚悟が足りないとか言う人が少なからずいる。これを受けて、私自身も迷ったことがあるが、今のところペンネームでの発信を続けている。当然、大手メディアでの露出を得て活動範囲を広げていきたい人にとっては、匿名・外見非開示という方針では限界はあるが、「プライバシーを維持すること」 が重要だというちきりん氏の考えには非常に共感した。高収入に対する憧れはあるが、たとえば自分が、芸能人のようにプライバシーが保たれずとも収入を上げたいか? という質問については、明確に No という答えを見出すことができたのは良かった。

 また 『Chikiron の日記』 のメディアとしての価値を高めるために、書籍を出す、あるいは

最もおもしろい、最も新しい文章は、常に自分のサイトで発表する

という原則を守っていることに対しては並々ならぬこだわりを感じた。前者に関しては(私も今回その一人となったが)、『Chikiron の日記』 の新しい読者をいかに増やすかに貢献しているし、後者は 「おもしろいエントリ」 を見に来てもらうのではなく、「おもしろいブログ」 である 『Chikiron の日記』 に継続して訪れて貰うことにつながる。

 私が気に入ってしまったのは、これだけ戦略的に 『Chikiron の日記』 に集客を図ろうとしているのに、メルマガは(オープンな場を重視していることもあるが)面倒くさいからやらないとか、時間や手間がかからずに読者が増える仕事だけを受けるとか・・・ こういう少し " ゆるい " 姿勢。

これ以上のブログのマネタイズには興味がありません

と明言。実際のところ、2013年の広告収入は500万円弱だそうで、広告収入効果を倍程度に高められる余地があるものの、「(ただでさえ乏しい)本気を使う気にもなれない」 とさっぱり(笑)。でも、読者が最初に目にする部分には広告が表示されないようにするなど、やっぱり(お金より)読者が持つ第一印象の方を大切にしており、「メディアとしての価値」 に重きを置いていることがわかる。

 年収500万円弱かぁ・・・(意外と少ない?) と思ったら、後半に暴露されている印税の額にビックリ! なんと 『ゆるく考えよう』(2011年1月)、『世界を歩いて考えよう』(2012年5月)、『未来の働き方』(2013年6月)はいずれも 500万円オーバー、なんと2作目の 『自分のアタマで考えよう』(2011年10月) は1500万円オーバーである! しかもこれらが 『Chikiron の日記』 の既存読者よりも新規の読者獲得に重きを置かれているとしたら・・・ 経歴からも推測できるが相当仕事が " デキる " ビジネスパーソンなのだろう。

 ちなみに恥ずかしながら私は本書を読むまで、ちきりん氏は男性だと思っていた(汗)。そういう点でも本書は 『Chikiron の日記』 の読者以外の新規層を獲得していることは間違いない。

 一点、ショックだったのが本書のベースとなった 『「Chikiron の日記」の育て方』 という本が昨年すでに電子書籍で発売されていたこと(よくよく後で見てみるとまえがきで触れられていたのだが)。最近は Kindle版 が出ている場合、紙の本は買わないので、今回も Kindle版 が出ていないことを確認した上で購入したのだった。結果的に21本の過去エントリが読めたので良かったのだが・・・

 過去エントリについても、炎上度がマークで示されており、自分なりに 「この内容ならそりゃ文句もいいたくなるよな」、「このエントリは共感というより反応のしようがないんだろうな」、「さすが! 有名ブロガーになるだけのことはあるな」 とかいろいろ自分に置き換えて検証することができた(投稿年月日は載っているので参考にはなるが、そのエントリのアクセス数が当時の他のエントリの平均アクセス数と比べてどれ位多かったのかが読み取れないのが少々残念)。

多眼思考 ~モノゴトの見方を変える300の言葉! ~

 売れっ子になると立て続けに似たような本を出す著者が多い。読者心理としては 「同じような本ばかり出しやがって」 という感情もわいてくる。現にほぼ同時期に 『多眼思考』 という本も出しているちきりん氏。こちらは未読なので内容は分からないが、安易な執筆依頼は堂々と拒み、自分の信念にもとづき、読者のためになる発信をしてくれたらと思う。

(できれば 『Chikiron の日記』 上で、次に出る 『○○』 は誰向けの本なので 『××』 の本を読んだ方はご注意ください・・・ なんて警告は既存読者にはありがたいメッセージになるだろう)

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ ← めざせ1位!あなたの応援ポチッが励みになります



posted by 鳴海寿俊 at 00:00| Comment(0) | 【書籍】 ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月24日

『「人間嫌い」のルール』 林修氏が影響を受けた 哲学者・中島義道

456969361X「人間嫌い」のルール (PHP新書)
中島 義道
PHP研究所 2007-07-14

by G-Tools

 今回紹介するのは、哲学者・中島義道氏の本。読むきっかけはたまたま見た 『林先生の痛快!生きざま大辞典』 (TBS) という番組 (中島氏が取り上げられたのは8月30日放送回)。世間の人づきあいのあり方に一石を投じているようで、すごく気に入った(林先生の紹介の仕方が良かったのかも知れない)。

⇒ 「goo TV番組」 による内容紹介は こちら
能面ヅラ美 さんのブログも参考にさせていただいた)

 多数の著書の中で 『「人間嫌い」のルール』 というタイトルに引かれた。ここ最近、いや物心ついた時からかも知れない・・・ きっと私は " 人間嫌い " なのだろう。ここまで自分の気持ちを代弁してくれた本に出会ったことはなく、この本に出会って本当に嬉しく思った。ただタイプは同じなのだけど、正直言って中島氏は相当重症だな・・・ とも思ってしまったのだけど(汗)

 同じ " 人間嫌い " と言っても、いろいろなタイプがある。中島氏の分類によれば次の7つである。

(1)動物愛好型
弱い人間嫌い。人間は嘘をつくから嫌い。その点、動物は正直でいい、という思想を基本的によりどころとしている人。

(2)アルセスト型
人間の心の醜さやずるさに辟易して、「人間はなぜもっと美しい心をもてないのだろう!」 と嘆くタイプ。自分は純粋だと思っているぶんだけ、自己批判精神が欠如しており、言うならば精神的発育不良である。

(3)自己優位型
アルセスト型は未熟な人間観に基づいているのに対して(だから、青年に多い)、この型はもう少し実質が伴っている。世の中にうじゃうじゃいるバカな人や鈍感な人や趣味の悪い人などと、どうしてもうまくやっていけない。

(4)モラリスト型
人間の心の醜さに嘆き顔を背けるのではなく、それをあえて観察の対象にしようと決意した人間嫌い。人間の細部に至って観察しつづけ、その滑稽さ、卑小さを 抉り出し、「おもしろい」と呟き、どうにか人間に対する絶望から逃れているタイプ。

(5)ぺシミスト型
人間や人生に対して深い恨みを抱いているタイプ。所詮この世は生きるに値せず、人間は醜い、この世は闇だ、と言いつづけることによって、かろうじて均衡を 保っている。

(6)逃走型
社会から逃れて放浪するタイプ、あるいは山に篭るタイプ。彼らは、一般的には人間を愛しているのだが、個々の人間は大嫌いだというコントラストのうちにある。

(7)仙人型
きわめて少数なのだが、世の中を達観した人間嫌いであり、愚かな俗物どもを「優しく見守る」人間嫌いである。悟りに至った禅僧などはこの部類に入る。

* 「1 さまざまな人間嫌い」章の「人間嫌いの分類」 より

 ちなみに私は、矛盾しているかも知れないが、(2)と(3)とが入り乱れている感じ。ある面においては 「バカで鈍感な奴らとなんてやってられん!」 と憤り距離を置こうとするが、いざ自分の行動や言動を冷静に振り返ってみると 「あれっ、自分も大して変わらないかも・・・」 と気づき自己嫌悪に陥る。そんな感じだ。中島氏は

(3)が最もたちが悪く、人間嫌いのうちでは一番多い

と述べている( " 最も " たち悪いって、オレ・・・)。

 著名人では、三島由紀夫や芥川龍之介、夏目漱石などが(3)のタイプの典型なのだそう。ちなみに中島氏本人は 「(3)(4)(5)を合成したタイプ」 と自覚しているそう。上記のどれにも共通点を見出せないとしたら、たぶんあなたは人間嫌いではない。きっと以降の紹介についても不快に思うだろうから、このページから去った方が良い。

(たぶんコミュニケーション能力が高い人からすると 「キモい!」 って感じなんだろうな)

 他人に対する共感は、自他に対する誠実さを大切にする人間嫌いにとって、難題中の難題である。共感すべきであることはわかるが、自分が事実共感していないとき、自分の感受性をごまかすことができない。だが、その結果、他人を傷つけ、不快にさせ、その場の空気を濁らせる。それでもなんともない人は、人間嫌いではない。ただの変人である。正しい人間嫌いは、そのことに心の底から悩む。だからこそ、人間嫌いはそういう場面をなるべく回避しようとしてひとりでいようとするのである。(中略)

人間嫌いといえども、このすべてを頭では理解できる。だが、誠実さに対する神経が異常に発達しているので、こういう共感ゲームにコミットすることが無性に不愉快なのである。こうした自己嫌悪を避ける唯一の道は、世間の善人集団から距離をとることであるが、それは世間から距離をとることにほかならない。つまり、なるべく人と付き合わないことにほかならない。

* 「2 共感ゲームから降りる」章の「共感ゲームと誠実さ」 より

心の底から悩み、そういう場面をなるべく回避しようとひとりでいる
自己嫌悪を避ける唯一の方法は彼らから距離をとること・・・
つまり、なるべく人と付き合わないこと


 まとめるとこんな感じである。

 こういう考え方を堂々と述べてくれる人がいるととても安心する。中島氏は親戚や知人の冠婚葬祭には出席しないという次元を超越し、奥さんが入院しても見舞いに行かず、息子の結婚式には出たくないと言い張るそうである。この域まで来ると " 極端 " な気がしないでもないが、気持ちは分からなくはない。ただ問題はこういうスタンスでいられる状況をどう確立するか、である。少なくとも私たちが、中島氏のように露骨に行動していては、いろいろな場面で支障が出てくる。特に仕事上では収入に直結する問題になりうる。

 もし会社で露骨に人付き合いを避けていたら、仕事に影響してしまう・・・ だから我慢して嫌な人付き合いもしなければならない、と考えて結果的にストレスを感じてしまうのが普通だ。実は中島氏も最初からこのようなスタンスで人と接していたわけではない。ウィーンに滞在中は、日本人の信頼できる知人をもつことが不可欠と考え、濃密な人間関係を形成したと明かしている。また帰国後も大学教授としての地位が獲得できないと、自分のしたいこと(哲学)ができないと考え、きわめて社交的であったと述べている。長年の努力の末に勝ち取ったスタンスであることが分かり、少し安心した。努力をせずに、日々ストレスにさらされながら暮らしていくか、努力の末にストレスと無縁の生き方を勝ち取るか、どちらかしかないのだろう。

 我々会社員が少しでも(いやかなり) 「人間嫌い」 を押し通して、仕事をし続けられる方法を見つけようとするなら、次の 「組織の中で " ひとり " を貫く」 方法が大変参考になる。

 一般的に語ることは難しいが、いくつかの基本ルールはどんな組織においても成り立つように思われる。私自身のそしてさまざまなタイプの人間嫌いを観察してきた結果、組織の中で人間嫌いが(比較的)許されるのは、次の場合である。

(1)仕事ができること。
(2)勤勉であること。
(3)誠実であること。


(中略) あなたが組織の中で自分の信念を貫くには、仕事ができることが必須の条件であり最大の武器である。あなたが組織にとって真に必要な人になれば、組織はあなたに冷たく当たることはないであろう。

だが、それだけでは駄目である。あなたは勤勉でなければならない。規則を守り、約束を守り、自分に 与えられた課題をしっかりやり遂げなければならない。仕事以外のことで拘束されたくないのなら、仕事において手を抜いてはならない。契約上の拘束(義務) にだけ縛られ、契約外拘束(義理)に縛られないためには、契約を厳守しなければならない。

だが、そうであっても、周囲から妬みが湧き上がるかもしれない。いじめの標的にされるかもしれない。それはけっして根絶はできないが、あなたがそれでも誠実であれば、傲慢でなければ、あなたには比較的自由が与えられ、ひとりでいることさえ許されるであろう。

(中略)あなたは、無理にひょうきんになったり愛想笑いせずとも、仕事において抜かりがなく、勤勉であって、誠実であれば、── たとえみなとそれほど打ち解けなくとも ── やがて理解者を、あなたの味方を得ることができるであろう。

* 「3 ひとりでできる仕事を見つける」章の「組織の中で『ひとり』を貫く」 より

 結局、仕事ができるようにならなきゃダメか!?

 人付き合いが苦手だから、仕事もうまくいかない・・・ というループに陥るじゃないかと思うかも知れない。でも何か自分のやりたい仕事があって、辛い状況に陥っているとしたら、ある時期においては頑張るしかない! そう思わせてくれる。仮にやりたい仕事が見つかっていなければ、人付き合いをそれほど必要としない仕事を選べばいい、そこで自分のなりたい(したい)スタンスを勝ち取ればいいだけのことだ。

 言うは易し・・・ だが、努力なくして何も手に入らないことは分かる。中島氏がただの変わり者ではないことが分かった貴重な本であった。最後に本書には 「人間嫌いのルール」 が10個列挙されている。(要は前述の 「(1)仕事ができること (2)勤勉であること (3)誠実であること」 の3つに尽きるので) 参考程度に挙げておき、締めくくるとしよう。

人間嫌いのルール
  1. なるべくひとりでいる訓練をする
  2. したくないことはなるべくしない
  3. したいことは徹底的にする
  4. 自分の信念にどこまでも忠実に生きる
  5. 自分の感受性を大切にする
  6. 心にもないことは語らない
  7. いかに人が困窮していても(頼まれなければ)何もしない
  8. 非人間嫌い(一般人)との 「接触事故」 を起こさない
  9. 自分を 「正しい」 と思ってはならない
  10. いつでも死ぬ準備をしている
* 「6 人間嫌いの共同体」章 より

にほんブログ村 本ブログ ビジネス書へ ← めざせ1位!あなたの応援ポチッが励みになります



posted by 鳴海寿俊 at 00:00| Comment(0) | 【書籍】 ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする